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どうもです。
ブログに書きたい事は山程あるけど、どうも一つ一つが
断片的で中々まとめて書けません。
更新頻度がとてつもなく低い。まぁ読む人も少ないんだろうけど・・・。
コアな人だけで十分です。
今回は気になる映画と音楽を紹介します。
最近気になる映画は
ってかまだ観てないんですけど・・・・。
今年東京に行ったまま、なかなか降りてこない。
簡単にストーリーを説明すると、
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電動車椅子で移動し、ボイスマシーンで会話を交わす。重度の身体障害者である住田(住田雅清)は介護者のサポートを受けて一人暮らしをしている。また、住田のよき理解者でもあるバンドマンのタケ(堀田直蔵)とつるみながら、平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、住田のもとに大学の卒業論文のために介護を経験したいという敦子(とりいまり)が現れる。そんな経験は何度もしているはずの住田の中で、自身にも整理しきれない違和が蠢き始め、混沌とし、次第に狂気に身を委ねていく…。そして、住田はあるひとつの決心をするのだが…。すべては血塗られた結末へと加速度的に収束されていく。
オフィシャルサイトより引用
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予告編だけでも衝撃的です。
日本という国はやたらタブーなものに敏感で、すぐ蓋を閉める傾向にあると思います。
それは右端にある島国の昔からの気質ではないだろうか?
この「おそいひと」も実は3年前に完成したもので、内容があまりにも
センセーショナルな話題だったため、暗黙の了解で封殺された作品です。
しかし海外に渡り、注目を浴び逆輸入の形で上映が認められる事になりました。
本当に情けない話です。
一度黙殺したものを「海外メディアの評価」を言い訳の媒体として上映するなんて・・・
タブーに中途半端な蓋をしめ、それを余計に助長させてどうするんでしょう。
大体この作品は「限りなく真実に近い作品」と思います。
観てないけど・・・
元々メディアが映している「身体障害者」は美しい部分しか見せない偽りの映像です。
100%綺麗な「人間」なんて存在しません。 映画で人が人を殺めるシーンが数多く
あるように、今回もただ殺めた人が「身体障害者」だっただけの話。
それに悪しき話題性を呼ぶのなら、いかに日本がタブーから目を逸らし、偽りの
平穏を求めているかが伺えます。
この作品は「身体障害者による差別」がどうのこうのという話ではない様な気がします。
本心を露呈しない日本の風習が、タブーに対しても中途半端な暗黙を帰して、
様々真実を捻じ曲げているという事への警告ではなかろうか。
観てないけど・・・
んで方向が変わって次は音楽の話です。
この「おそいひと」での使われている音がたまらなくいいです。
「おそいひと」の予告で使われている曲は
三枚目のアルバムで
「dream's end come true」という曲です。→
まぁ詳しいことは謎ですが、なんと
美しくドリーミーで、醜くダーティーなのでしょう。
フィクション(機械音)とリアル(生音)が鬩ぎ合いながら、
泣いている様に感じました。
両極面に感じた音は,映像にも感じられます。
持ってないけど・・・
神戸ビエンナーレにおじゃましました。だいぶ前だけど・・・。
平成7年1月17日の悲劇から神戸は芸術活動に力を注いでいます。
これから神戸はもっともっと面白くなるような気がします。
今回は神戸ビエンナーレの「アートコンテナ展」
について議事録ります。
以前のblogで書いた「グレゴリー展」で建築がコンテナと紙管で構成されていましたが、今回は一つ一つのコンテナの中に一人一人の世界(アート)が挿入されています。(コンテナ流行ってんのか?)ちなみにそのコンテナは「グレゴリー展」のそれとは違うみたいです。
早速余談ですが題名の「40フィート」は1200×250×250の
コンテナのサイズでして、実はコンテナの規格は世界共通なんですって・・・ふ~ん。
こんな感じです。(人すくな!)
さて、その「アートインコンテナ展」ですが、なかなか面白かったです。
作品も含めコンテナに入る行為自体が新鮮で、ウキウキでした。
夏は確実に無理の様な気がします。ここで作品をざくっとご紹介!!
■「animalexpression」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
イタリアのジュリエットの家を彷彿しました。
皆で創り上げるコミュ二ケーションとしては良いですが
自由を与えられると逆に消したくなりました・・・。
でも色は凄く綺麗です。2色だったら面白いかも。
■「ゆらぎ」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
円に切り抜いたスチレンボードを回して光を当てている
だけなのに、アダルティーな空間でした。
スチボの質感の特性を良く生かしています。建築やってたな~w
室内の温度をカモフラージュさせる為の
ワンスパイスがあれば尚良し!(ノイズ的なサウンドとか)
■忘れた!!」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
デザイナーにはたまらない「数字」という
タイポのイリュージョン。かっちょええー!
また全体ではなくコンテナの隅でカオスって
るところが余白を上手く使っている
このデジタルな色もいいよね~~。
■「群」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
樹脂で作られた豚が大量発生。
遠めからみると少しグロいです。
死体から沸き出てくるウジ虫のようで・・・。
でも豚だから許します。「群」という題名も魅力的です。
集合体というのは美しくあり、醜くもあるものです。
メタフィジカルな領域でもね。
■circumscribed phantom■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ネタばれ注意。
実はこれ釣り針で出来ています。クオリティーの高さに圧巻です!!
作者曰く(自分の見解も入っています)遠くから近くに来た時に
釣り針だと気づいたリアクションで作品は完成する。
コンテナの特性は上手く生かせてないが、港という場所では脱帽の一品!
■「restoration」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「群」の作品で述べた美しい部分です。
豚は小さかったけど、このアリはでかい!!
葉の色がとても綺麗だったけど、もう少し葉も大き
ければ、もっと意味あるものになっていたかな。
「神戸の震災」という隠されたメタファーが滲み出ていた。
1200mmというコンテナの長さを上手く利用している。
■「cg zoo」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
はい!個人的には「ツボ」です!!と言っても
特別賞を受賞した作品でもあります。
植物でもなく動物でもなく人間でもない、生き物。
実際はシルエットだけではないので見たければ現地へgo!!
ヤン・シュヴァンクマイエルの世界観に少し似ているかな。
こいつの鳴き声もいちいち私の琴線に触れてきました。
■「混沌と秩序」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この手の作品は少し見飽きた感は否めませんが、
「よくやったな~」という素直な感想!!
しかし、コンテナの長さと自然光のバランスが上手く調和して、
美しいグラデーションが発生します。
カップルが頭ゴンゴンぶつけていました。ざま~みろ~~!!!!
■「掃き清められた余白から」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
作品としてというか、コンセプトとしての部分で
非常に完成度が高いです。コンテナに入ると
「和室」という空間があり、その奥には生活から排出する
ゴミがコーティングされている空間があります。
シークエンスのアウトラインがはっきりしているので、
作品の意図が素直に入ってきました。
■「無限の惑星」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
これ好きです!クオリティーの高い作品です。
建築畑だった私には斬新な方法です。
両サイドに鏡を付け鏡とガラスの間に色の異なる砂を敷く。
平面が△と照明の当て方も良い!
なんせ負の要素が好きな自分に「絶望感」が漂ったから・・・。
残念でたまらないのは題名。はっきり言ってミスマッチングです。
■「ことーのーは」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
見てのとおり綺麗です。
非常に洗練された空間を作り上げています。
並べられた様々な国のタイポグラフィー。隙がありません。
ただ表現したいことのフォーカスが若干ぶれているような気がします。
視覚的美しさに隙がないだけにそこで完結してしまっているようで・・・。
そこからの展開を望むのが好きな自分には惜しい!インパクトは大!
■「憩い」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
メルヘンです。このコメントについてはなかなか
難しいものがあります。だけどほっこりしました。
全体の作品としては中堅にあたるかもしれませんが、
クオリティーの高いCMみたいな要素で好きです。
きっとこの中に入れなかったからかもしれません。
■おまけ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
会場にはこのようなカフェカーが何台か止まっていました。
かわい過ぎます!!!欲しいです!!欲しいのです!!
この車で世界を走り回って、世界中の女子から
「かわいい!!」って言われたいです!
そしてみんな俺のナイフで怪我するのです!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
さて、最低なしめを飾りましたが、時間の都合で全てを見切れていません。
11月の下旬までこの「神戸ビエンナーレ」をしているのでまた行こうと思います。
ちなみに「ビエンナーレ」とは元々イタリア語で「二年に一度」と言う意味があります。
また二年後が楽しみです。
久しぶりです。白面の皆様。
今日はただちょいと自分の好きな現代アーティストの事について議事録っちゃいます!!!!
今思えば好きなアーティストは山程いるんだけど、
特にトップクラスに入るのは
●chris cunningham(クリス・カニンガム)
●matthew barney(マシュー・バニー)
● Damien Hirst(ダミアン・ハースト)
and more・・・
的な感じです。
このアーティストを知っている方は
多分小生をドン引きしている事でしょう!
実は全員の作品がグロいんです。
■マシューバニーは
「拘束のドローイング」を引っさげて日本を巡回
していたので結構有名かもしれません。
ってかビョークの旦那と言えばそれまでです。
二人の間の子供は多分天才を超越して、思考
する脳のキャパが耐えることはできないと思います。
■クリス・カニンガムは
これまたビョークのpvで有名になったお人です。
機械が肉体の様な動きをするのが衝撃的でした。
彼も「肉体」についてかなり執着しており、
R15のDVD「ラバージョニー」なんてぶっ飛んでます。
そして今日話題にあげるのは
■「ダミアン・ハースト」 です。
彼を知ったのは映画「ザ・セル」の中に出てきた馬を
輪切りにして一つ一つをホルマリン漬けにしていた作品です。
まるで「神秘宣言」をした頃のサルバトール・ダリの作品を彷彿させました。
実はこの様々な動物をホルマリン漬けにした
「Natural History」のシリーズで「Mother and Child, Divided」
という作品がターナー賞を受賞しちゃってます。
薬物に侵されていた事実を知ればこのような作品が生まれることは
なんとなく範疇ですが、それでも人間の脳味噌の中で
起こりうる事象ですから、これが30%の超越かも知れません。
ダミアンのファンの方はご存知かも知れませんが、これまたダミアンの作品は
とんでもない価格で市場に出回っています。
その証拠に今ダミアンが住んでいる家はイギリスの敷地面積50ヘクタールの
300部屋あるお城に住んでるらしい・・・。セレブアーティストなわけだ。
なんか嫌いになってきた・・・・。
そんで今年発表したのが「diamond-studdedskull」
ようは白骨化した人間の頭蓋骨にダイヤを散りばめたわけね。
これがまた欲かないけど、見たいのよ!
これがなんと116億円で落札だって・・・。
作品も纏わりついたタブーを越えるロックな感じで好きだけど、
何より自分の生き方も一つの作品にしているところがいい。
デザイナーも自分自身からデザインしていかないといけないな~
と思った今日この頃・・・
ではまた忘れた頃に・・・
普段は明るい色彩を使ったり、美しいライン、綺麗なレイアウトを意識するが
ふと気づくと目に止まっているものは、いつもごちゃごちゃで汚いもの。
それは自分だけのテリトリー。
クライアントに見せることなく、アーティスト気分に酔いしれる刹那。
諸所の事情で関東に上りました。
広告市場の視察、東京の建築現場、ユニバーサルデザインの調査等を
とりあえず手前みそな目的として・・・眼はさりげなくギンギラギンです。
ここで訪れた場所の記録です。
■国立新美術館(黒川紀章) ・モネ展 ・異邦人たちのパリ展
■21-21design sight(安藤忠雄) ・ANDO展
■森美術館 ・「日本美術から笑う」展 ・スパイダーマン展
■tokyomidtowndesign HUB (隈研吾) ・「GoodDesign GoodLife 」展
■ノマディックミュージアム(板茂) ・ashes and snow 展
■岡本太郎記念館
■同潤館ギャラリー412(安藤忠雄) ・イラストレーターグループ展
■太田記念美術館 ・浮世絵展
■ラフォーレミュージアム原宿 ・BECK Art show 展
■スパイラル(槇文彦) ・武田光司写真集「学校って、ええもんやでぇ」展
■ワタリウム美術館(隈研吾) ・ブルーノ・タウト展
■パルコミュージアム ・Michelthompson Fiftycuts 展
当初の予定としては後5つのミュージアムが控えていたのですが、
目に入る情報量がなかなか足を進ませてくれませんでした。
この中でも良かったのは
「ashes and snow 展」 「ブルーノ・タウト展」 「BECK Art show 展」 の三展です。
「ashes and snow 展」について今日は記録します。
目的の半分はこの展覧会でした。
ノマディック美術館はこの「ashes and snow 」専用の移動美術館であり、
世界各国、建築と共に旅に出る。まるでサーカスの様です。
そんな企画的建築を手掛けるのは日本ではあの人ぐらい・・・坂 茂(ばんしげる)
そう!あのスーパーマリオのモデル説が出ている坂茂。
様々なエコ素材を使用して織り成す建築は斬新で新鮮であり、危ういですね。
今回の美術館では鉄製貨物コンテナとリサイクル可能な材料で作ってるみたい・・・
まぁ「ashes and snow 」専用の美術館なので、内装はグレゴリーの作品とばっちり
シンクロしていました。そう言った意味では「企画」としてフォーカスを当てれば
ポテンシャルの高いモノです。 建築としては評価しがたい・・・隈研吾が「負ける建築」
を提唱しましたが、これが建築と呼ぶのなら「服従建築」になるのでしょう。
本題は「グレゴリー・コルベール」でしたね。
これを見ないと一生後悔していたでしょう。 まさに全てが神の宿った作品です。
こんなにも所有観念に駆られたのは初体験です。そこにヒザまつきそうでした。
この作品の前では建築すら服従していますもんね。
なぜ神懸りな作品なのか自分なりに分析しました。
その一つとして多種に組み込まれた二面相違性ではないでしょうか?
■光と影 (作品はカラーではなく全てセピアっぽい二色刷)
■動物と人間 (全ての作品に動物と人間が絡んでいて、その関係は限りなくフラットです)
■静と動 (人間が静止状態で動物が躍動的な作品が多く、限りなく相違性を際立たせる為の
作者の意図でしょう。)
あらゆる無駄な情報を省いた究極な境地が緊張感と生唾を生む。
それはシンメトリーな建築に相似しており、あの緊張感は右と左が同じ
という知覚情報がシンクロして脳に伝達する為、アシメトリーより伝達スピードが
断然速い。 よってその視覚は上下へと吸い込まれて行く・・・
そこでスケールの大きさを錯覚し、飲み込まれそうな自分に緊張を覚えるのでは
ないのかというサトシ説です。 発展させるとマゾヒストはシンメトリーに弱い・・・
いらぬ発展でしたが、そう思うと左右対称は権威の象徴という所以に納得します。
「シンメトリー」と「光と影」では一見違うと思ったあなた!
シンメトリーは右と左という二面の概念がないと形成不可能です。
そしてなによりの大発見はその三つの二面性は美しい三次元構造になるのです。
●光と影 そのコントラストは天と大地を明確にする ○上下の軸
▲動物と人間 形而上学的だが人間と動物の価値が全く同じ世界 △左右の軸
■静と動 構図として前と後ろが重なる作品が多い □前後の軸
それを球体で包括するのは「生命」という膜なのでしょう!
なぜならグレゴリーの作品の対象には全てに命があるからです・・・・ 昇天!!