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諸所の事情で関東に上りました。

広告市場の視察、東京の建築現場、ユニバーサルデザインの調査等を
とりあえず手前みそな目的として・・・眼はさりげなくギンギラギンです。
ここで訪れた場所の記録です。



■国立新美術館(黒川紀章)                  ・モネ展 ・異邦人たちのパリ展
■21-21design sight(安藤忠雄)              ・ANDO展
■森美術館                    ・「日本美術から笑う」展 ・スパイダーマン展
■tokyomidtowndesign HUB (隈研吾)           ・「GoodDesign GoodLife 」展
■ノマディックミュージアム(板茂)       ・ashes and snow 展
■岡本太郎記念館
■同潤館ギャラリー412(安藤忠雄)       ・イラストレーターグループ展
■太田記念美術館                 ・浮世絵展
■ラフォーレミュージアム原宿          ・BECK Art show 展
■スパイラル(槇文彦)                  ・武田光司写真集「学校って、ええもんやでぇ」展
■ワタリウム美術館(隈研吾)             ・ブルーノ・タウト展
■パルコミュージアム                ・Michelthompson Fiftycuts 展



当初の予定としては後5つのミュージアムが控えていたのですが、
目に入る情報量がなかなか足を進ませてくれませんでした。

この中でも良かったのは





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      「ashes and snow 展」        「ブルーノ・タウト展」        「BECK Art show 展」 の三展です。

  「ashes and snow 展」について今日は記録します。

  目的の半分はこの展覧会でした。
  ノマディック美術館はこの「ashes and snow 」専用の移動美術館であり、
  世界各国、建築と共に旅に出る。まるでサーカスの様です。
  そんな企画的建築を手掛けるのは日本ではあの人ぐらい・・・坂 茂(ばんしげる)
  そう!あのスーパーマリオのモデル説が出ている坂茂。
  様々なエコ素材を使用して織り成す建築は斬新で新鮮であり、危ういですね。
  今回の美術館では鉄製貨物コンテナとリサイクル可能な材料で作ってるみたい・・・
  まぁ「ashes and snow 」専用の美術館なので、内装はグレゴリーの作品とばっちり
  シンクロしていました。そう言った意味では「企画」としてフォーカスを当てれば
  ポテンシャルの高いモノです。 建築としては評価しがたい・・・隈研吾が「負ける建築」
  を提唱しましたが、これが建築と呼ぶのなら「服従建築」になるのでしょう。

      DSC03073.jpgDSC03071.jpgDSC03074.jpg


  本題は「グレゴリー・コルベール」でしたね。
  これを見ないと一生後悔していたでしょう。 まさに全てが神の宿った作品です。
  こんなにも所有観念に駆られたのは初体験です。そこにヒザまつきそうでした。
  この作品の前では建築すら服従していますもんね。
  なぜ神懸りな作品なのか自分なりに分析しました。
  その一つとして多種に組み込まれた二面相違性ではないでしょうか?


■光と影     (作品はカラーではなく全てセピアっぽい二色刷) 

■動物と人間  (全ての作品に動物と人間が絡んでいて、その関係は限りなくフラットです)
 
■静と動     (人間が静止状態で動物が躍動的な作品が多く、限りなく相違性を際立たせる為の
           作者の意図でしょう。)

   
   あらゆる無駄な情報を省いた究極な境地が緊張感と生唾を生む。

  
   それはシンメトリーな建築に相似しており、あの緊張感は右と左が同じ
   という知覚情報がシンクロして脳に伝達する為、アシメトリーより伝達スピードが
   断然速い。 よってその視覚は上下へと吸い込まれて行く・・・
   そこでスケールの大きさを錯覚し、飲み込まれそうな自分に緊張を覚えるのでは
   ないのかというサトシ説です。 発展させるとマゾヒストはシンメトリーに弱い・・・
   
   いらぬ発展でしたが、そう思うと左右対称は権威の象徴という所以に納得します。

   「シンメトリー」と「光と影」では一見違うと思ったあなた!
   シンメトリーは右と左という二面の概念がないと形成不可能です。
   
   そしてなによりの大発見はその三つの二面性は美しい三次元構造になるのです。
                                                                                                            

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●光と影     そのコントラストは天と大地を明確にする         ○上下の軸

▲動物と人間  形而上学的だが人間と動物の価値が全く同じ世界   △左右の軸

■静と動     構図として前と後ろが重なる作品が多い          □前後の軸 


         それを球体で包括するのは「生命」という膜なのでしょう!
   
    なぜならグレゴリーの作品の対象には全てに命があるからです・・・・ 昇天!!


   
       
  

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